第3回火災保険研究会のご報告2010年11月24日開催

STコンサルティング主催のプロジェクトのFPメンバー募集

火災保険研究会の参加FPを募集しています

第1回2010年5月26日火災保険研究会のご報告第2回2010年7月22日火災保険研究会のご報告
第3回2010年11月24日火災保険研究会のご報告

ファイナンシャルプランナー(FP)として、使命感ある金融機関とともに、
生活者が暮らしやすくなるための制度や商品やサービスなどの研究会をスタートさせています

地震保険研究会の参加FPを募集しています

第1回2010年9月9日地震保険研究会報告


保険に対する皆様のご意見のご提案募集しています
2010年9月より経済産業省の調査事業「医療・介護周辺サービス創出における調査」の「維持期リハビリ支援サービス・元気高齢者介護予防サービス」に関して弊社が協力をして、FPの皆様の意見をとりまとめることになりました。
こちらから⇒医療・介護に関する民間の保険サービスについて意見募集

第3回 火災保険研究会のご報告

火災保険

第3回は、以下のように、火災保険で初めて保険料の内訳を開示して、各自が選べるような商品を開発したセゾン自動車火災保険株式会社さんのお話をお伺いしながら意見交換をしました。

 

火災保険の意義や本来の活用法なども、FPとして参考になることが盛りだくさんでした。引き続き、情報を整理して、お客様への提案などFPとしての役割を果たせるよう、活動していきたいと思います。
ご協力をいただきましたセゾン自動車火災保険会社様、FPの皆様、有難うございました。

 

テーマ: 住まいを守るための賢い火災保険見直し法
日  時 : 2010年11月24日(水)15:00〜17:00
場  所 : セゾン自動車火災保険株式会社 会議室

 

主催:STコンサルティング有限会社 
協力:セゾン自動車火災保険株式会社


●第1部 : FPより自己紹介および日頃の住まいのリスクに対する意見

・ここでは、各FPが、火災保険に関する相談事例や、身の回りの住まいの事故の経験、自分自身の火災保険見直しなど、身近な思いを意見交換しました。

 

・火災保険のHPで、補償の内容や保険金の支払事例がわかりやすく表示されているか、解約返戻金の開示の意味なども話題にのぼりました。

●第2部 : 住まいをとりまくリスクの実態と、そのリスク管理手法について

火災保険

セゾン自動車火災保険株式会社のマーケッティング企画部長、中島正朝氏より、

 

「住まいを取り巻くリスクとリスクマネジメント」についてお話をいただき、

 

質疑応答など活発にを交わしました。

 

 

火災保険の現状について

・ここで問題視されたのが、新規住宅取得者の中で、火災保険の補償内容をしっかり理解している割合が非常に少ないということ。火災・地震以外の補償については、認知度が3割前後と少なく、加入時の説明や加入後のフォローが明らかに足りない!と思われる。
・火災保険の加入経路の変化も大きい。10年前は銀行での加入が多かったが、最近は、不動産・住宅メーカー経由が増えている。十分な説明の時間があるのか疑問。

 

商品開発の思い

・セゾンの「じぶんでえらべる火災保険」は、節約が目的ではなく、補償内容の理解とお客様が納得する商品を提供するために開発した!
・HP上で、補償の内容をそれぞれ解説し、それに対する保険料を開示して初めて、お客さまが自身で選べ、補償内容の理解が深まると考えて開発。その開発秘話は、リニューアルしたこちらに掲載している。⇒ 「開発秘話」http://www.ins-saison.co.jp/eraberu/description/kaihatsu/
・実際、お客様とのやりとりは、4ヶ月の研修を終えた担当者がコールセンターで、1回30分から40分と、丁寧に説明をしている。

 

火災保険の提案コンサルティング

・お客様も本当に勉強してきており、新築でメーカー保証がある間は、火災保険の補償をつけず、メーカー保証がなくなる頃に補償を追加するなどきめ細かい設計を共に実践している。
・男性はいらない補償を外す傾向があるのに対し、女性は、ベースの火災・落雷・破裂・爆発に必要な補償を追加する傾向があるのは面白い。

 

お客様が実際に選んでいる補償とは?

・マンションでは、建物に付ける補償で多いのは、水濡れ・地震、家財では盗難・水濡れ・・・。
・一戸建てでは、建物に付ける補償で多いのは、諸費用・風災等・地震、家財では盗難・諸費用・地震・・・。
・ちゃんと家財保険も保険に入る人が7割以上と多く、地震保険も7割弱の付帯率。
・地震保険は、政府の再保険があって実現できる料金なので、保険会社にとっては儲からないが、業界平均より付帯率が高く、お客様に浸透しているのが嬉しい。

 

支払い件数の多いのは?(セゾン自動車火災のデータより)

・一戸建てでは地震・風災など・盗難が多い。
・マンションでは盗難・水濡れなど・火災落雷などが多い。
・具体的な支払い事例は、HPの中でも掲載しているので、ご参照を ⇒ http://www.ins-saison.co.jp/eraberu/kotsu/ranking/kensuu.html

 

本当に必要なリスクマネジメントは?

・損害額が大きく、頻度が大きいものを保険でカバーするのが最適。それは、地震や個人賠償など。
・損害額が小さいが、頻度が多い破汚損や、頻度もあまり多くない持ち出し家財などは、わざわざ必要か?貯蓄である程度カバーできるものは保険の必要性は低いと考えるがどうか?
・一つの保険や一つのリスク面からだけでは、コンサルティングは限界。
・家庭のリスクマネジメントを包括的にできる専門的なパートナーが必要。


●第3部 : リスク対策の考え方や自助努力商品の役割や活用法など意見交換会

参加FPさんから、概略、以下のような質問や意見が交わされました。

 

・頻度が多くても損害額が小さいリスクは、必ずしも保険に頼る必要はないという考え方に同感!それは、小口の医療保険よりも、万一の生命保険のほうがダメージが大きく重要というのと同じ。
・小口でも頻度が多いものはそれなりに運営コストもかかり、保険料が高くなりがち・・・本当に保険が必要なものという優先順位を消費者にもわかってもらいたい。
・提案の中で、免震構造だからと割引などを加味できるかなどは、お客様からはわかりにくいのではないか?もう少し、自分の最適なプランがわかるような方法はないか?
・建物の評価自体も、耐震構造なども専門的でわかりにくい。
・パッケージされている商品には入るときはお任せでラクだが、様々な補償がついてきていて、お客様が未請求に気づかないケースも多い。一方、補償をバラして、自分で理解してえらべるように自立を促すこの商品は、最初は勉強が必要だが、お客様にとって補償の意味が浸透しやすい。
・地震保険が手数料が低いにもかかわらず、自らの火災保険の無駄を省いてでも、本来必要な補償だからとお客様にナビゲートしているポリシーも素晴らしい。
・支払い事例があまり公表されていないので、なかなか補償の必要性などの理解が進まないのではないか。セゾンさんは公表されているほうだが。
・火災保険の契約プロセスとして、購入時に物件選びや住宅ローン選びで疲れてしまい、火災保険までじっくり時間をかけられない。現状では、購入後落ち着いてから見直すのがやっと。それでも、解約返戻金があることから、見直しが損にはならないことなど情報提供していきたい。
・火災保険契約時の説明が完全に不十分。単なる流れ作業になっている。
・火災保険というより、「自然災害保険」といわれる中身なのに、なぜ「火災保険」という名前をつけたのか?⇒検索される「用語」実際にみんなが調べるときの用語が火災保険なので、そこから逸脱せず。
・火災保険より「住まいの保険」というふうに意識を変えられるといいと思う。
・風災などの保険料が比較的高いがなぜか?今後、気象異常などで更に高くなる見込みもあるのか?⇒保険料率は、数年ではなく、数百年の統計から長期的に安全を見込んで設定してあるから、あまり影響はないと見ている。ただし、再保険料が高くなるなどのリスクは今後考えられる。
・事故などが発生し、査定されて振り込まれるまでどのくらいの日数が平均かかるか?⇒30日以内としていて、平均10日から15日程度。
・振り込まれるまでの間のサポートとして、仮住まい費用などの仮払いなどは可能なのか?⇒モラルリスクがあるので、慎重にせざるをえない。通常は罹災証明書と本人確認書類などが必要。
・見直し時は、従来の火災保険と新たに加入する火災保険の期日が同じ日になるように手続きが必要。ただ、これも加入する会社の指示にしたがって、解約日を決めればいいので、思ったほど火災保険の見直しは面倒ではないと思われる。
・火災保険のみでなく、貯蓄とのバランス、住まいに住む方の状況などに応じて、トータルから相談に応じられる存在の必要性を認識できた。

●まとめ

・火災保険が、一般のお客様の中で、具体的な補償内容まで認知されていないという現状は、加入時や加入後のフォローが不十分という問題点をお互いに認識した。このままでは本当のリスク対策にならないし、火災保険見直しの重要性を説いていきたい。

 

・火災保険が住まいに関わる経済的なリスクを避けるために、それぞれの立場でできることは・・・
 ⇒ メーカー側は、補償内容のわかりやすい説明や支払い事例の紹介など、情報提供面で重要な役割があり、
 ⇒ ファイナンシャルプランナーは、単なる損得勘定や身近な小口のリスクに惑わされることなく、ちゃんとした総合的なコンサルティングしたり、メッセージ発信をすることが必要。

 

・火災保険は、フルパッケージの商品が多い中、オリジンリティを発揮し、自分で本当に必要なものを認識して内訳ごとに選べるようにしている「じぶんでえらべる火災保険(http://www.ins-saison.co.jp/eraberu/)」は、顧客を教育し、自立させる商品としても、FPの視点で応援したいという声が多かった。

 

・火災保険の選び方、補償内容や期間、途中のメンテンスの仕方など、一般のお客様からみてまだまだ情報が少ないので、今後とも情報提供と本人に合わせたリスク対策の提案など実践していきたい。

●今回参加されたFPさんでHPやブログをお持ちの方は、こちら

石川 英彦さん  株式会社マネーライフナビ

 

平野 雅章さん  横浜FP事務所

 

高田 晶子さん  株式会社マネーライフナビ

 

豊田 真弓さん  ばっくすてーじ     

 

佐川 京子さん  資産を守る専門家

 

樋口 淳史さん  STコンサルティング有限会社

 

伊藤 亮太さん  スキラージャパン株式会社

 

氏家 祥美さん  女性のためのお金と仕事の相談室「ハートマネー」

 

三上 隆太郎さん   株式会社さくら事務所      

 

司会 吹田 朝子  STコンサルティング有限会社


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